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BlogX(旧Twitter)では語れない社長のつぶやき
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2026.09.01X(旧Twitter)では語れない社長のつぶやき
結婚10年目へ。受付のおとなしい妻の、全然おとなしくない過去の話。(前編、写真多数)

皆さま、こんにちは!
ZEROフィットネスの長縄学です。
9月になりましたね。暦の上では秋ですが、まだまだ厳しい暑さを感じる毎日です。
現在44歳の私は先日、肩を痛め、悶絶していました(苦笑)。そんなとき、息子が5歳の誕生日を迎えました。息子が20歳になるころ、私は59歳。色々と……まだまだ頑張らなくてはなりません……!笑
さて、こちらも私事ですが、9月10日は私たち夫婦の9周年の結婚記念日です。そして同じ日が、妻の誕生日でもあります。年に一度、二つのお祝いが重なる日。
今日は、結婚10年目突入の記念に(?)に妻の話をしたいと思います!
実は会社の取締役でもある妻――受付でいつも皆さまをお迎えしている、“おとなしそうに見えるあの妻”には、“全然おとなしくない過去”があります😂
第16回目の「X(旧Twitter)では語れない 社長のつぶやき」のテーマは、「結婚10年目へ。受付のおとなしい妻の、全然おとなしくない過去の話。(前編)」です。
「皆さまの知る妻」と、1枚の写真

ZEROフィットネスに通ってくださるお客様が知る妻は、たぶんこういう人だと思います。
受付でニコニコしながら挨拶をして、時間が許せば、時々お客様と世間話をしたり。
おとなしくて、まじめで、堅実。だいたいそんな印象ではないでしょうか。私も普段はそう思っています。
では、この写真を見てください。

うちの取締役(妻)です。笑
彼女は25歳から27歳までの約2年間、海外25カ国を1年半、その後国内を半年、旅してまわっていました。
ただ、今日お伝えしたいのは「25カ国ってすごい」という話ではありません。出発したときの彼女は、正直に言って、筋金入りの世間知らずでした。その“小娘”がどんな旅をしてきたのか。本人に聞いた話の中から、私が特に衝撃を受けたものを5つ紹介します!
絶体絶命の犯人は、屋台のリンゴでした

まずは軽い話から。……と言いたいところですが、本人にとっては人生最大級のピンチだったそうです。
舞台はモロッコ。北斗の拳に出てきそうな荒野を、ローカルバスで4時間走る移動中のことでした。現地の方々に交じって揺られていた妻を、突然、猛烈な腹痛が襲います。

窓の外には、トイレどころか人が生きている気配すらない荒野。外で済ませようにも、隠れる場所がひとつもない。もし隠れる場所がないということを覚悟の上でバスを降りたとしても、英語さえも通じない人たち。そのまま置いていかれたら、命が危うくなる。
目的地まで、あと2時間。外の景色を見て、休憩などできる場所などないことは明らか。
彼女はこのとき、静かに覚悟を決めたそうです。
「ここでバスを降りて死ぬより、もし間に合わなかったら謝ろう」
……覚悟の方向が、おかしい(笑)。
呼吸に意識を全集中させ、体を1ミリも動かさないように固定。静かにひたすら時が過ぎるのを待つ。小さな唸り声をあげる。傍からどう見られよう関係ない。
結果、なんとか死闘の2時間を制した妻は、苦しみから解放された幸せを心の底から噛みしめたそうです。本人いわく、この腹痛と出産の痛み、どちらが苦しかったか聞かれたら本気で悩むレベルとのこと。
原因は、バスに乗る前に屋台で食べた1個のリンゴ(と本人は推測しています)。ちなみにこのお腹、その後10日間にわたって下痢が続き、現地の強力な薬でようやく回復しました。
本人の一言。
「よく知らない土地の長時間のバス移動の前に、屋台のものは絶対に食べてはいけない。」
聖なる川で身を清めて、3日間寝込む

体調の話をもうひとつ。というより、彼女の旅は体調との戦いの歴史でもあります。
舞台は北インド。9月から滞在して丸4ヶ月が経ち、隣を歩く“牛”にも“猿”にも何も感じなくなっていた頃の、1月1日。クリスマスもニューイヤーも驚くほど何の変化もないインドの田舎町で、彼女は思いつきます。
「お正月だし、何か特別なことをしたい」
目の前には、ガンジス川。季節は冬。寒さは日本の冬とほぼ同じです。普通の人はここで思いとどまります。ですが彼女の出した結論はこうでした。
「この寒さの中で聖なるガンジス川に入ることに、意味がある」
現地で知り合った日本人の方も誘ったそうですが、秒で断られたそうです。笑
「ハッ!」と気合いの声とともに、単身入水。せっかくなので格好をつけて手を合わせ、聖なる川で家族や世界の幸せを祈ったとのこと。

その代償として、お正月の三が日は、暖房の効かない凍えそうな部屋で、ひたすら寝込んで過ごすこととなりました。「世界平和を祈って、自分が全然平和じゃないな」と、ノリツッコミを自分でしたのは今だから話せることらしい。笑
本人の一言。
「寒いときは、川に入っちゃいけません」
転げまわっていた人が、空を飛ぶ!?

ここまでは「大変でしたね」と笑える話です。ですがこのあたりからちょっと様子が変わってきます……。
舞台はタイ。泊まっていた宿が日本人経営だったこともあり、お客さんはほとんど日本人。宿でたまたま居合わせた仲間たちと毎日楽しく過ごしていたある日、誰かが言い出します。「近くにバンジージャンプがあるらしい」。
妻、即答。「やってみたい」。
数人で会場に着くと、そこにあったのは高さ約30メートルの大型クレーン。その真下には、池。ただの池です。深さは不明。一応観光向けにはなっているものの、安心材料が少なすぎる。
ここで彼女が下した決断が、「最悪、死にはしないかな」。根拠は不明です。
ジャンプ台に立って、5秒で飛びました。


本人の一言。
「今なら絶対にやりません」
標高5,550mへ。14日間のエベレスト街道

ちなみにバンジージャンプ、私は高所恐怖症なので200%できません(笑)。
そして妻は、とうとうここまで来ました。ネパール、エベレスト街道。14日間かけて、標高5,550mの山頂まで歩いた話です。
まずネパール国内線の小型飛行機で、ヒマラヤ登山の玄関口(標高約2,800m)へ。そこからは高山病を防ぐため、1日かけて登っては2〜3日滞在して体を慣らす、の繰り返し。道の途中には、墓石と思われるものがいくつも並んでいたそうです。




標高4,500mあたりで、寒さによってiPhoneの電源がつかなくなりました。
これくらいの高さに来ると、夜はマイナス20度くらい。暖房はありません。寝て起きると、部屋に置いてある1.5リットルのペットボトルがガチガチに凍っているほどだったそうです。
そして登り始めて10日目。標高5,000mに到達したとき、彼女を激しい頭痛と吐き気が襲います。
高山病です。
あまりの辛さに「これが高山病…死ぬかもしれない」と本気で思ったそうです。ポーターさん(荷物を持って一緒に登ってくれる方)からは「明日の朝、治っていなかったら救助ヘリを呼ぶ」と告げられ、苦しみの中で夜を明かします。
朦朧とする意識の中で浮かんだのは、日本の春の陽気と、桜。「もう一度桜を見たい」と心の底から願い、「家族にもう会えないかもしれない」という不安に襲われる。暗くて極限の寒さの部屋の中でひとり、声をあげて泣いたと言っていました。
翌朝9時。頭痛は、消えていました。
最終アタック決定。残りは数百メートルとはいえ、大変困難な道のりだったとか。岩だらけの急斜面を半歩ずつ進みます。

そして4時間後――標高5,550m、カラパタール登頂。

眼前に広がるヒマラヤ山脈を前に、彼女が感じたのは「これが、同じ地球なんだ」という圧巻と、自然の威厳だったそうです。
ちなみに彼女、今でも毎年桜を見るたびに、生きていることへの感謝が自然と湧いてくるそうです。あの夜があってのことです。
本人の一言。
「下山後、不仲だった両親とテレビ電話をして大泣きしたのは、当然のことでした」
ちなみに、この間にも。
ここまで紹介した以外にも、彼女はこの旅で――
✔ バルセロナでトコジラミに刺されて広範囲に渡って皮膚がただれ、病院に駆け込み、
✔ フランスで治安の悪い地区に迷い込み、怪しい男性に声をかけられて全力ダッシュで逃げ、
✔ ジョージアでは「ワン・ツー・スリー」さえまったく通じない地域に滞在し、文字も記号にしか見えず、ボディランゲージだけで乗り切り、
✔ ヨーロッパの美術館を巡りすぎて、あの芸術の都“フィレンツェ”での滞在を「休息日」にし、
✔ イタリア・ベネチアで、意図しない無銭乗船をしてしまい、現地の警察にお世話になり
✔ モロッコでは100メートルの岩壁をロッククライミングで登り、

✔ サハラ砂漠では星空の下、屋根なしで2泊し、

✔ 南スペインでは「ハポン(日本)」姓を名乗る、江戸時代の日本人武士の末裔に出会い、

✔ 北インドで、鼻ピアスを開けようと思ってお店の人に頼んだら、すぐに小さな針を火であぶり始め、止める間もなく、鼻に針が刺さり、翌日左の顔面がパンパンに腫れ、

✔ 南インドでは50ccのバイクを乗り回した挙句、犬に追いかけられて大転倒し、負傷。

✔ そして北インドでは、ダライ・ラマ法王(14世)と、握手しています

ネタが、無限。
インターネット上で公開できないネタもあるのだとか。
10日間、話すことを禁じられる

エベレスト街道を歩き、体の限界に挑んだ彼女が、次に向かったのは、正反対の世界でした。
ヴィパッサナー瞑想。10日間、瞑想と食事以外のすべてが禁止される修行です。会話も、読書も、文字を書くことも、スマホも、人と目を合わせることさえ禁止。徹底的に自分と向き合う10日間です。
きっかけは、旅の途中から「心」に興味を持ち始めていたこと。「瞑想というのは、心を整えるらしい」という、どこかで聞いたような噂レベルの動機で参加を決めます。
参加者は全体で60名ほど。9割は現地の一般の方、残り1割が彼女のような長期旅行中の外国人バックパッカー。日本人は――というより、現地の方以外のアジア人が彼女ひとりでした。
やることは、休憩を挟みながら1日15時間ほど、ただ座ること。(正確には、自分の体の感覚に意識を向け続けるのだそうです)
ただ座っているだけなのに、頭の中は真逆だったそうです。
何も考えまいとしても、過去のことや未来のことが際限なく浮かんでくる。忘れていた悲しみを思い出して涙が出たかと思えば、次の瞬間には楽しかった記憶がよみがえって笑ってしまう。
「“自分の思考が別で生きている”ことに、このとき初めて気づいた」と言っていました。(深い。)
その激しい思考の動きが、5日目あたりで、ふっと大人しくなります。本人いわく「思考が死ぬほど動いて、もう出るものがなくなった。思考が静まった瞬間があった」とのこと。そこから先は、ただ自分の静かな感覚だけを味わう日々だったそうです。
10日目。修行が終わり、参加者の方と話した瞬間に勝手に涙が溢れたそうです。
理由は、「人と喋れることが、あまりに幸せだったから」。周りのみなさんも「話せるって、こんなに幸せなことだったなんて」と涙を流して口々に言っていたそうです。


そして、修行明け直後のバスで移動中、外を見ていたら、情報の多さに気持ち悪くなって目を瞑って耳を塞いでしまったとのこと。人・車・食べ物・お店・そして騒音。
自分と徹底的に向き合った10日間を経験し、人がどれだけの刺激の中で生きているかを、身をもって知ったようです。
そしてこの10日間を境に、彼女は「目に見えない世界」へ、静かにのめり込んでいくことになります。
本人の一言。
「”自分って、何だろう”という問いにぶち当たってしまった瞬間だった」
全然おとなしくない妻。笑

――さて、荒野で腹痛に転げまわり、聖なる川で寝込み、空を飛び、5,550mまで登り、10日間沈黙した彼女が、いま、ZEROフィットネスの受付で「こんにちは」と言っています。
冒頭にも書きましたが、お客様の中には少なくとも「堅実そう」「真面目」という印象をお持ちの方もいらっしゃると思います。この記事を読んで驚いたのではないでしょうか。笑
これらの経験から、妻は「水道から水が出ることが奇跡」「暖房、冷房、布団があることが本当に最高」という、幸せの基準が一般的な日本人より少し異なります。笑
さて、世間知らずの小娘は、2年間の旅を経て、何が起きても動じない人になって帰ってきました。
……と、きれいに締めたいところなのですが。
実は、そうではありませんでした。あの沈黙の10日間をきっかけに、目に見えない世界へのめり込んでいった彼女。帰ってきたとき、その足は、”地”についていなかったのです。
なぜ彼女は旅を終えたのか。帰ってきてから何があったのか。そして、なぜいまジムの受付にいるのか。
この続きは、旅の話ほど笑えません。それでも書きたいので、来月に続きます。(もちろん、本人に了承済です!)
今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
株式会社ZERO
代表取締役 長縄学
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【経営理念】
ZEROフィットネスは、
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